千葉県~四街道総舞連様衣装ご紹介

【祭りの夜明け】というコンセプトを頂いたのは、千葉県四街道市の四街道総舞連様です。

朝焼けの赤、伝統を連想させる深い緑と金、そして、祭りには欠かせない紅白の白。

2010年度衣装デザインは、色決定から入りました。

拘りある「祭りカラーの表現」それは活気ある日本の祭りを表現し日本そのものの色。

四街道総舞連様の衣装は、紅白カラーと羽織とインナー羽織の重ね着による、きちっとしたデコルテラインの仕様で、【和】を最大限生かした衣装となりました。

まず羽織の生地は、桜模様を施した綸子です。

若干光沢が出てしまう生地ですが、よさこいならではの昼夜問わず注目される光の下では、その柄が浮き出る素敵な生地を選択されました。

インナー羽織はスキッパー(かぶり)ではなく合わせ羽織となっています。

素材はワッシャー加工の和生地です。

この素材を選ぶことで、2枚重ねの羽織を重くせず、尚且つシワの奥行きで色を濃い目に見せてくれるという効果があります。

衿元に伊達衿の金を持ってくることで、お顔の色を明るくしまた豪華なイメージになりました。

羽織の襟元から、インナー羽織の衿が見えるよう衿の高さも調節してあります。

祭り演舞ともいえる、軽やかでリズム感ある振り付けの中、垣間見える金襴帯には伝統文様の亀甲を使用し、またパンツの白を引き締める意味で赤いトリミングを施してあります。

広げると扇のようになる袖は、一切の開きをなくしラインが崩れないようにし、羽織が着崩れしないよう、前で金糸のフロッグボタンを使用しました。

パンツの裾には、金糸織り紐でカフス部分をレースアップし脚絆風に仕上げてあります。

紅白カラーの中に光る存在感、小さな部分に拘った四街道総舞連様の衣装は、明るくとても粋な衣装となりました。

背中には金のプリントをあしらいました。

色を完全に統一することで、とても上品な衣装となりました。

元気いっぱいの四街道総舞連様の、今後のご活躍を応援しております。