京都府~京炎!そでふれ花風姿様衣装ご紹介

【花風姿】チーム名を初めて伺った時、なんて可愛らしい響きと感じました。

京炎!そでふれ~花風姿様は京都の同志社女子大学のよさこいチーム様です。

今年2010年度衣装のコンセプトは、祈炎(きえん)。

平安時代の京都南方を守護していたとされる「朱雀」をテーマに、京の平和を願う姿や想いを表現したものだそうです。

「祈炎」には不思議な縁の「奇縁」、きっかけの「機縁」、盛んな意気の「気炎」の

3つの「きえん」がかけられているそうです。

まず先に、私が興味を持ったのは『朱雀』でした。

朱雀は、中国の伝説にある神獣(鳥)ですが、次に興味をひいたのが【星】の朱雀でした。

2等星の目立つ星であり、中国の天文家にも最も古くから知られてきた星の一つ。

このオレンジ色の星が、ライチョウなど羽色が橙色系の胸をもつ鳥とともに、「朱雀」という瑞鳥のイメージの成立に、何らかの形で関与している可能性もあるという。

これはイメージにピッタリでした。

チーム様に伝えてみると、それはご存知なかったらしく感動されていました。

ここから、花風姿様の朱雀をイメージした衣装製作が始まりました。

まずは、羽織のオレンジですがこれは光沢を出さない(安っぽくみせない為に)アムンゼンを使用しました。

衿には、2010年新作小花テキスタイルを使用、人気の生地だけあってとても可愛いかったです。

衿周りには赤いレースを挟み込みました。帯は深緑のラメ金襴。

チーム様が大変気に入ってくださりこの色となりましたが、実際全体的に引き締って良かったです。

又、帯締めとして『へこ帯』をお付けしました。

赤と緑のグラデーションへこ帯は、なんだか子供心を思い起こさせるような感覚になると共に、朱雀の輝く羽のイメージにぴったりでした。

袖はフレア袖ですが、パフスリーブとなっています。

肩山にのみいれたギャザーが、衣装の形を浮き立たせ綺麗な衣装ラインが完成しました。

キュロットは、足を閉じた状態でスカートに見えるようフレア配分を多くしました。

衣装全体がXラインとなることで、軽やかなイメージとなりました。

朱雀の雰囲気と愛らしさがとても表現されました。

キュロットは、レースの変わり織りです。

こちらも、2010年アパレルで大変人気となった生地でとってもお洒落な生地なんです。

キュロットは透かし生地となっているので裏地をつけました。

京の都に舞い降りた『朱雀』ミュージカル仕様に見える各パートの演出に、最後は釘付けになり、そして心穏やかになりました。

皆さんの一様に表現されるアイテムやアクセサリーも本当に素敵でした。

愛らしい微笑みと美しい舞いを披露してくれた、京炎!そでふれ花風姿様の今後のご活躍を応援しております。