奈良県~ゑにし様衣装ご紹介

天理な祭り大賞受賞

能登よさこい祭り優秀賞受賞

紀州弁慶よさこい祭り3位受賞おめでとうございます。 

『尽』全てを出し尽くす、表現し尽くす。

そんな集大成を表すコンセプトを持って、東京まで雪の中、ご相談に来てくださった奈良県のよさこいチーム【ゑにし】様。

昨年に続き昇華転写染めにてオリジナルプリントの2011年度衣装を製作させて頂きました。

当初、花札柄でまとまっていたデザインですが、何度も打ち合わせを繰り返し、結果地元奈良の文化財であり、世界遺産として名高い東大寺の阿吽金剛力士像を衣装に取り入れることとなりました。

東大寺南大門に設置されているこの金剛力士像ですが、鎌倉時代、仏師運慶と快慶によって造られました。

口を開けたのが阿形、口を閉じたのが吽形です。

「阿吽の呼吸」の語源で有名ですよね。

髪の毛を髻に結い、上半身は裸形、腰は裳で装い裸足という姿が原則です。

びくとも動かないぞと足を広げた「仁王立ち」も有名ですね。

今回は、藍色グラデーションとしゑにし様の文様を真紅の赤でお入れしました。

羽織は、演舞の激しいゑにし様用に扇袖とし、墨矢絣柄を使用しました。

パンツは、昨年に続き変わりデザインの洋風袴となっています。

ウエストをブルーラメでインパクトをつけ、右腰でリボンを結びサイズ調節が可能となっています。

パンツの黒と赤では、素材の厚みを変えています。

暑さ対策と重さ対策、そして色の出方を考え異素材としました。

パンツ後ろの昇華転写を施したP下生地も、今回はアムンゼンでもサテンアムンゼンでもなく、変わり織り生地とし、深みとハリ・高級感を出せるように致しました。

パンツは足長効果を出すため、ややハイウエストで着用する長さで設定してあります。

パンツの後ろにプリントが入ることで、全体的に見た目の重心が下に行き過ぎないよう、

ウエストマークをしましたが、演舞を実際見て大正解だったなと安心しました。

より足が長く見えてかっこ良いです。

東大寺の前で撮影された画像を、チーム様が送ってくださいました。

奈良県の景色にぴったりの衣装で本当にお似合いです。

今年は、北海道のYOSAKOIソーラン祭り、高知のよさこい祭りにも参加し目まぐるしいご活躍でした。

日中でも夜でも、とっても映える衣装となり撮影も楽しかったです。

今後とも、ゑにしの皆様のご活躍を応援しております。

この度はご利用頂き誠にありがとうございました。