衣装のお手入れと洗濯について

よさこい衣装の基本的なお手入れ方法や洗濯についての案内です。

大切なご衣装を長くご愛用いただけますよう活用いただけると幸いです。


【ポリエステル素材の衣装】

よさこい衣装で最も多いのがポリエステル100%の生地となります。

この生地で製作した衣装は、洗濯機で洗える場合がほとんどですが、薄いポリエステル生地やデザインの凝った縫いの場合、装飾やワッペンがついている場合は、ひっかかりや破損を避けるためネットに入れご洗濯ください。シワになりにくく早く乾きます。


【綿素材の衣装】

綿素材は縮むことがあるため、弊舎では衣装製作時に縮率を計算し若干大きめに製作をお勧めしております。

洗濯時には優しいコースで洗ってください。また中には色落ちする色柄生地もございますので最初の洗濯時には特に、他のアイテムと一緒に洗濯は避けたほうがいいでしょう。

シワになりやすく乾きづらいので、しっかり乾かしたあとにアイロンがけをしてください。


【金襴生地】

金襴はもともと雛人形の着物などに用いる生地のため、その豪華絢爛な色使いや美しい文様織りを持続させるためにも、洗濯不可で作られている織物となります。

中でも鮮やかな赤などは色落ちをしますので、衣装製作時にはご説明をさせて頂いておりますが、白衣装との組み合わせ時には特に気を付けてください。

雨や汗で色落ちするものもあれば、日光で退色するものもございますので、基本ご使用後に、汚れた部分のみ水拭きしていただき陰干しをお勧めしております。

しかし演舞の激しいよさこい衣装では、汗をかきますので、ネットに入れ優しいコースや手洗いで金襴衣装を洗われている方も多くいらっしゃいます。


【チャイナジャガード生地】

綿素材と同じく縮むことがあるため、弊舎では衣装製作時に縮率を計算し若干大きめに製作をお勧めしております。

洗濯時には優しいコースで洗ってください。また中には色落ちする色柄生地もございますので最初の洗濯時には特に、他のアイテムと一緒に洗濯は避けたほうがいいでしょう。

似たもので「サテン生地」がございますが、ポリエステル100%サテンはそこまで縮みや色落ちは無く洗濯が可能です。

更に似たもので「ジャガード生地」がございますが、こちらは基本洗濯可ですが、かなりゴージャスな二次加工などもされている織りやお色がございますので、生地メーカーが発信しております洗濯方法が変わってきますので、都度ご相談いただけましたらご連絡させていただきます。


【シルクプリント】

シルクプリントは生地の表面に顔料を載せてプリントする技法となっておりますので、撥水加工の施されている生地の施した場合はがれてしまうため、サテン生地はお勧めしておりません。

また凹凸の大きい生地でも剥がれの原因となります。

洗濯時にはネットに入れ、アイロンは直接プリント部分にはかけずにお手入れされてください。

無地よりもラメのほうが剝がれやすい傾向があります。

また弊舎のシルクプリントは基本3度塗りのため剥がれにくくなっております。


【昇華転写プリント】

昇華転写プリントは、染料を高温で気化させて生地表面ではなく内部まで浸透させるプリント方法のため、シルクプリントのように素材表面に染料が載ってい状態ではないので、半永久的に色落ちはございませんので、洗濯していただけます。

またポリエステル生地へのみ可能なプリント方法のため、ポリエステル生地のお手入れと同じとなります。

シワになりにくく速乾のため、最もお洗濯のしやすいプリト衣装となります。


よさこい衣装は、ひとつの素材、ひとつの加工だけでなく、1着の衣装に様々な生地や二次加工を施す場合はほとんとですので、統一した洗濯ネームというのがお付けできません。

素材ごとの洗濯表示などはお問合せいただけましたらご連絡させて頂いております。

また弊舎よりお送りしておりますサンプル衣装は、是非がご家庭の今までどおりの洗濯方法で洗っていただき、今後のお手入れに関する部分もご確認いただけますようお勧めしております。

一年中、演舞などで数十回着用されるチーム様などは、途中破損されないためにも、ご心配の場合は、事前にお手入れと洗濯方法をについてご相談ください。

また演舞の前後でお食事や雨泥など、衣装に汚れがついてしまったときは、なるべくお早めに水拭きなどして汚れを排除しておいてから、ご帰宅後に洗濯ください。

よさこい衣装では繊細な和風生地を使用することも多いため、漂白剤の使用はお勧めしておりません。

またお化粧・香水などによる変色も起こる場合もございますので、衣装着用後はお早めにお洗濯いただけますようお勧めいたします。

していただくことを推奨しています。

皆様がたくさん思案され製作される大切なオーダーメイド衣装ですので、長くご愛用いただけますと幸いです。

たかどの装舎